歴史紀行 2 橿原神宮
初代 神武天皇を祀る橿原神宮は、1890年 明治23年になって神武天皇と皇后を御祭神に創建された比較的 新しい神社ですが、ここは、かつて大和国を統一した神武天皇が即位した橿原宮があったとされる地です。
日本書記の記述に基づき神武天皇墳墓と伝わる畝傍(うねび)山の東南麓に広大な境内はうっそうとした森に覆われ、玉砂利の参道の先に南神門、北神門と続きます。
一般の参拝者が立ち入り出来るのは、内拝殿を望む外拝殿までで、更に奥には弊殿、京都御所の賢所を移築した本殿が並んでいます。
初代 神武天皇から九代 開化天皇までは、欠史九代とも呼ばれ、伝説上の天皇とされていますが、全ての天皇に宮跡や御陵が伝わることから、単なる伝説では片付けることが出来ないことも事実です。