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歴史好きで、各地の史跡を訪ねる紀行ブログ

北海道地名由来史 3 石狩市


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石狩市カントリーサイン
石狩市~イシカリシ

石狩市は道都 札幌市の北西部に位置し、北海道最大の大河、石狩川が流れます。

石狩川の源流は北海道の屋根 大雪山系石狩岳から発していて、北海道第二の都市、旭川市のある上川盆地、最大の穀倉地帯である空知平野を蛇行して水田を潤し、やがて河口のある石狩市にたどり着きます。

石狩川は全国一の長さを誇る大河であったものの、蛇行の多い大河は幾度も氾濫を繰り返しては被害を出す為、河川の直線化工事が何ヵ所も行った結果、364キロの大河は100キロ余り直線化され、総延長で信濃川天竜川に次ぐ日本第3位の一級河川となりました。

そんな石狩川アイヌの語源は、
~イ、シカリ、ペッ~
意味は、【非常に曲がりくねった川】と伝わります。

この石狩川には、逸話がひとつ~
徳川五代将軍 徳川綱吉治世下の元禄年間に、
二代水戸徳川家当主となった徳川光圀水戸黄門】の命を受けた藩船~快風丸石狩川アイヌと交易を行いました。アイヌの鮭、熊の毛皮と持参した米を交換したと記録されています。