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歴史好きで、各地の史跡を訪ねる紀行ブログ

静岡紀行 7 静岡ホビーショー ~静岡市駿河区~


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静岡ホビーショー ~静岡市駿河区曲金~

 

 

静岡ホビーショーは、
【模型の世界首都、静岡から最新ホビーの情報発信】を歌い文句に、国内模型メーカーの多くが、毎年5月の大型連休明けの翌週に、木曜日~日曜日までの四日間の日程で、前半2日間は企業向けの商談、そして土日は一般に開放され、多くの模型ファンや家族連れで賑わいます。

静岡が模型、ホビーの街として発展した原点は江戸時代にさかのぼります。

江戸に幕府を開いて武家政権の頂点として征夷大将軍になった徳川家康は、早々に将軍職を三男の秀忠に譲り、自らは大御所となり、隠居の身として江戸から約50里(約200キロ)離れた駿府(静岡)に駿府城を築城しました。

家康公の駿府城築城、2代将軍 秀忠は家康公の廟所~久能山東照宮を創建、3代将軍 家光は浅間神社の造営と、これらの工事に際して全国から優秀な職人達が多く駿府に集められました。

とくに浅間神社の造営には60年を費やしたため、職人達は何代にも渡って駿府に住み着き、技術者の育成を地元の職人に伝えていきました。
これらの技術の育成は、建築技術の育成に留まらず、竹ひごを念密に編上げる竹千筋細工、釘などを一切使わない木製品の駿府指物轆轤(ろくろ)で木を回しなからくりぬいて作る挽物、漆塗りの駿河漆器駿河蒔物など、精巧な伝統工芸品の数々の継承が今日のホビーの街、静岡への発展へと繋がりました。

1959年(昭和34年) 静岡ホビーショーの前身となる(第1回静岡生産者見本市)が、静岡駅近くにある徳川慶喜公の屋敷跡で、現在は料亭の浮月楼静岡模型教材協同組合加盟9社(静岡教材社・長谷川製作所青島文化教材研究所静岡理工社渥美産業田宮模型教材社・フジミ模型・今井商店・富士模型教材社)により一般には非公開で開催されました。

第4回からは、プラモデルを中心とした見本市となり、1989年 平成元年に駿河区曲金3丁目に静岡産業館【現在のツインメッセ静岡】が竣工すると以後、メイン会場として開催され、新商品のイベントや展示、一般モデラーの作品展示の会場として認知されています。

今年で57回を迎えたホビーショーは、タミヤ、ハセガワ、バンダイなど、出展メーカー17社、協力、協賛メーカーは60社を超える一大イベントとなりました。