歴史紀行 特別編 3 天皇陛下 全国戦没者追悼式
8月15日、正午前に日本武道館において、全国戦没者追悼式が行われ、安倍晋三内閣総理大臣の追悼の言葉の後に正午の時報と共に黙祷が行われた後に天皇皇后両陛下が平成最後の追悼式に臨まれ、天皇陛下がお言葉を述べられました。
~以下、陛下のお言葉全文~
本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」にあたり、全国戦没者追悼式に臨み、先の大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人びととその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。
終戦以来、既に73年。国民のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、苦難に満ちた往時を偲ぶ時、感慨は今なお、尽きることがありません。
戦後の長きに渡る平和な歳月に思いをいたしつつ、ここに過去を顧み、深い反省とともに、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い、全国民とともに、戦陣に散り、戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。