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歴史紀行 12 中宮寺


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中宮寺
奈良県生駒郡斑鳩町 法隆寺

 

 

 

中宮寺は、法隆寺東院のさらに東の斑鳩宮の隣接地に聖徳太子が母、穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后のために創建した寺です。

 

僧寺である法隆寺中宮寺は尼寺として創建され、塔と金堂が建立されたといいます。

 

微笑を浮かべながら軽く頬杖をついて瞑想する姿の本尊 国宝【菩薩半伽像】は飛鳥時代最高傑作とされ、エジプトのスフィンクスダヴィンチのモナリザ。とともに、世界の三大微笑像とも呼ばれます。

 

中宮寺は、太子の没後、後継者の上宮王家一族が蘇我入鹿の手により滅んだ後に衰退し、平安時代には一堂のみという状態に陥り、廃寺寸前の尼寺として細々と残りました。

 

現在の本堂は、昭和43年 高松宮妃殿下の発願により再建が進められ、妃殿下は、寺の万一のことがあれば御心痛遊ばすと、耐震耐火の御堂をと念願し、コンクリート製の御堂での再建となりました。