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日本歴史紀行

歴史好きで、各地の史跡を訪ねる紀行ブログ

神話 弥生 縄文 飛鳥時代

歴史紀行 15 - 1 叡福寺 1 太子廟

叡福寺 参道 太子廟 叡福寺 太子廟 大阪府南河内郡太子町 叡福寺 叡福寺の創建は、西暦620年 推古天皇28年、聖徳太子が民情視察を兼ねて愛馬 黒駒で駆けていたところ、磯長(しなが)の地を気に入り、自らの墓所とすることを決めたことから始まります。 翌年…

歴史紀行 14 用明天皇 御稜 飛鳥時代

用明天皇 御陵 大阪府南河内郡太子町 第31代の用明天皇は、飛鳥時代前期の天皇で、仏教に否定的だった先代の敏達(びだつ)天皇とは違って積極的に取り入れるも疱瘡(ほうそう~天然痘)に冒され、わずか在位2年足らずで崩御されました。 用明天皇の第二皇…

歴史紀行 12 中宮寺

中宮寺奈良県生駒郡斑鳩町 法隆寺北 中宮寺は、法隆寺東院のさらに東の斑鳩宮の隣接地に聖徳太子が母、穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后のために創建した寺です。 僧寺である法隆寺、中宮寺は尼寺として創建され、塔と金堂が建立されたといいます。 微…

歴史紀行 11 ③ 橘 寺 聖徳太子愛馬 黒駒 像 二面石

歴史紀行 11 ③ 橘 寺 聖徳太子 愛馬 黒駒 像、二面石 聖徳太子 愛馬 黒駒 像 聖徳太子の愛馬、黒駒は、598年 推古6年 太子が全国に向けて馬を献上するように命じた際に、太子が甲斐国(現在の山梨県)から献上された脚の白い黒毛の馬をたいそう気に入りまし…

歴史紀行 11 ② 橘 寺 観音堂

歴史紀行 11 ② 橘 寺 観音堂 奈良県高市郡明日香村 橘 橘寺 観音堂は、度重なる火災、兵火により焼失を重ねた橘寺の本堂として江戸時代後期の1777年安永6年に建立された堂宇で、幕末期に人々の寄付により太子殿が本堂として再建されたため、藤原京時代に建立…

歴史紀行 11 ① 橘 寺 太子殿

日本歴史紀行 11 橘寺 太子殿 橘寺 太子殿 奈良県高市郡明日香村 橘 若き日の聖徳太子の逸話を現代に伝える橘寺は、かつて太子の先々代にあたる欽明天皇の別宮【橘宮】があった場所で、聖徳太子はこの地で生まれました。 寺伝によると、太子が宮跡の地で勝鬘…

歴史紀行 10 ⑩ 世界遺産 法隆寺 東院 夢殿

法隆寺 東院 夢殿 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内 夢殿のあった場所は、601年 推古天皇9年に聖徳太子が造立した斑鳩宮がありました。法隆寺創建よりも6年前のことでした。 太子の没後、嫡子 山背大兄王と一族の上宮王家の御所となりましたが、皇位継承の資格…

歴史紀行 10 ⑨ 世界遺産 法隆寺 東院 礼堂、絵殿 舎利殿

法隆寺 東院 礼堂、絵殿、舎利殿 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内 画像1、画像2 東院 礼堂(らいどう)もともとは、東院の中門にあたり、堀立柱の門でしたが、夢殿が鎌倉時代に再建された際に夢殿を礼拝するための堂宇として建立され、礼堂の名が起こりまし…

歴史紀行 10 ⑧ 世界遺産 法隆寺 東院 伝宝堂 鐘楼

法隆寺 東院 伝法堂、鐘楼 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内 東院 伝法堂は、東大寺 大仏殿、毘盧舎那仏の造立の詔を発した聖武天皇の皇后、橘夫人が邸宅を寄進したもので、移築されて仏堂に改築されました。 奈良時代の貴族邸宅の遺構として貴重なものです。 …

歴史紀行 10 ⑦ 世界遺産 法隆寺 西院 聖霊院

法隆寺 聖霊院 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内 聖霊院は、かつて東室と呼ばれた僧達の宿舎(僧房)でした。1121年 保安2年、両手で笏(しゃく)を持ち、威厳のある表情の聖徳太子坐像が本尊として、聖霊院内陣に納められました。 その後 鎌倉時代になり、太子…

歴史紀行 10 ⑥ 世界遺産 法隆寺 西円堂

法隆寺 西円堂奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内西円堂は法隆寺西院の西外れの石段の高台に、平城京遷都から間もない718年 養老2年、奈良時代初期に行基により建立された八角の円堂宇で、修二会の結願の後で追儺が行われます。本尊は、千仏の光背を背負い、八角…

歴史紀行 10 ⑤ 世界遺産 法隆寺 西院 経蔵 廻廊 

法隆寺 西院 経蔵 廻廊 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内 経蔵西院 経蔵は、多くの経典を納める施設として創建時は五重塔、金堂を囲む廻廊の外にありましたが、火災で焼失し、再建の際に西院の伽藍として組み込まれました。 廻廊法隆寺のシンボルタワー、五重塔…

歴史紀行 10 ④ 世界遺産 法隆寺 西院 南大門、中門

法隆寺 南大門、西院 法隆寺 西院 中門 奈良県生駒郡斑鳩町 法隆寺山内南大門 法隆寺の玄関にあたる南大門は、平安時代の1031年 長元4年に造立され、1077年 承暦元年に火災で焼失し、室町時代後期の1438年 永亭10年に再建されました。中門 西院の玄関にあた…

歴史紀行 10 ③ 世界遺産 法隆寺 西院 大講堂

法隆寺 西院 大講堂 奈良県生駒郡斑鳩町 法隆寺山内 法隆寺のシンボルでもある五重塔と金堂を中門と廻廊で取り囲む様に見える大きな堂が大講堂です。 大講堂は、僧が学問を学び、法要を行う場として建立された人が堂内に最も集まれる施設でしたが、925年 延…

歴史紀行 10 ② 世界遺産 法隆寺 西院 金堂

法隆寺 西院 金堂 奈良県生駒郡斑鳩町 法隆寺山内法隆寺が日本で最初の世界文化遺産に認定された決め手に、世界最古の木造建築物だということが挙げられます。西院の五重塔に並立して建立された金堂は、世界最古の木造建築と言われ、本尊の薬師如来座像や、…

歴史紀行 10 ① 世界遺産 法隆寺 西院 五重塔

世界遺産 法隆寺 西院 五重塔 奈良県生駒郡 斑鳩町法隆寺 山内聖徳太子ゆかりの御寺 法隆寺は、生駒山地の山裾に広がる斑鳩の里に西暦607年 推古天皇15年に建立されたと伝わり、また、1993年 平成5年に貴重な世界最古の木造建築物として日本で最初の世界文化…

歴史紀行 9 飛鳥寺

飛鳥寺 奈良県高市郡明日香村 飛鳥飛鳥寺は、大陸から仏教が伝来した西暦538年から半世紀後の西暦588年 崇峻天皇元年に着工され、日本で最初の本格的な寺院として、今から1400年以上 昔の西暦596年 推古天皇4年に創建しました。飛鳥寺造営に際して、大陸から…

歴史紀行 8 聖徳太子 像

聖徳太子 像 奈良県桜井市三輪 平等寺境内 聖徳太子は、飛鳥時代の前期 西暦574年 敏達天皇3年 用明天皇の第二皇子として生まれました。 正式の名は厩戸皇子【うまやどのおうじ】で、聖徳太子の名は諡名(おくりな)として没後に贈られた名です。 初の女帝 …

歴史紀行 7 聖徳太子 御誕生地

聖徳太子 御誕生地 奈良県高市郡明日香村 橘 聖徳太子は飛鳥時代前期の用明天皇の皇太子で、正式には厩戸皇子(うまやどのおうじ)といいます。 伝来間もない仏教の隆盛に尽くし、女帝として即位した推古天皇の摂政となり、我が国初の本格的な憲法 、十七条…

歴史紀行 6 登呂遺跡

登呂遺跡 静岡県静岡市駿河区登呂登呂遺跡は、太平洋戦争当時の1943年 昭和18年、軍用機増産のための工場を建設すべく、水田を開削したところ、数々の土器や丸木舟などが出土したのが発見の始まりでした。戦後になって詳しく調査したところ、日本において、…

歴史紀行 5 大神神社

大神神社(おおみわじんじゃ) 奈良県桜井市三輪 大神神社は、国造りの神である大物主大神が御霊を鎮めた三輪山そのものが御神体で、本殿がなく、参拝者は山を拝するという原始的な神祀りを今に伝える日本で最も古い神社です。古くから神が鎮まる神の山とし…

歴史紀行 4 日本武尊 像

日本武尊 像 静岡県焼津市焼津2丁目 焼津神社 日本武尊【~やまとたけるのみこと~倭建命】は、今から1800年以上昔の第12代 景行天皇の皇子で、父、景行天皇の命により九州の熊襲討伐、伊勢、尾張、三河、遠江、駿河さらには関東、陸奥と平定を為し遂げまし…

歴史紀行 3 神武天皇 御陵

神武天皇 御陵奈良県橿原市久米町 伝説上の天皇ともされる初代 神武天皇ですが、九州 日向国(現在の宮崎県)から豊後、筑紫、阿岐、吉備、浪速と東征の旅や、大和を平定して即位した橿原宮と、語り継がれる事蹟が数知れず残ります。 御陵が神武天皇のものと…

歴史紀行 2 橿原神宮

橿原神宮(かしはらじんぐう) 【橿原宮跡】 奈良県橿原市久米町 初代 神武天皇を祀る橿原神宮は、1890年 明治23年になって神武天皇と皇后を御祭神に創建された比較的 新しい神社ですが、ここは、かつて大和国を統一した神武天皇が即位した橿原宮があったと…

歴史紀行 1 神武天皇 像

歴史紀行 1 神武天皇 像 神武天皇 像 静岡県焼津市焼津2丁目 焼津神社 古事記や日本書記によると、我が国 日本は、神世七代の最後に生まれたイザナギとイザナミの二柱の神により生み出され、さらに生まれた三貴神の一柱、天照大神(あまてらすおおみかみ)…